燃油サーチャージ（燃油特別付加運賃）2025年8月より2段階引き下げ

航空各社は燃油特別付加運賃（燃油サーチャージ）を8月の予約発券（購入）分から2段階引き下げると発表しました。サーチャージ額はシンガポールケロシン・タイプのジェット燃料の平均価格をもとに2ヶ月ごとに見直しが行われております。ウクライナ情勢に続きイスラエル・パレスチナ・イランを中心とした中東情勢の緊迫が続き、6月のイラン・イスラエル軍事衝突で原油価格は急上昇しましたが、現況の中東情勢はいくぶん和らいでおり、原油産油国の増産とトランプ相互関税の影響もありジェット燃料のレンジは再び下降傾向を辿っております。航空各社は4月から5月のジェット燃料の平均価格と同期間の為替平均1米ドル144円前後の円貨換算額を適用している点が、今回の値下げに至っている経緯とされております。2025年4月の対米ドル為替レートは140円を切る時期もあり、相互関税の影響とトランプ政権のドル安志向で少しずつですが円高傾向となってきております。今後、為替レートが円高に振れない場合は現状維持から値上げの可能性もありますが、ジェット燃料の下落と円高に転じる場合には今秋以降は値下がりが予想されます。引き続き外国為替の動向が大きな鍵を握っており、次回改定の10月以降のサーチャージ額の値下げが期待されます。

◆ 燃油サーチャージ・情報！
1. 8月の予約発券分より、燃油サーチャージが見直しされます。※次回改定は2025年10月
2. 燃油価格の値上げ、値下げに応じて航空会社により、航空運賃の価格を改定する場合があります。サーチャージが値上げになると、運賃を値下げして航空券総額で値上げ感を少なくする場合もあり、サーチャージが値下げになると航空運賃を値上げする傾向があります。
※外資系航空各社は、為替レートの変動により小刻みな運賃改定を実施しております。
3. サーチャージと航空運賃の関連性は改定と併せて航空運賃の価格改定の有無についての確認も必要です。

例）

ベトナム行き　　 『往復』 7月ご購入 19,000円 ⇒ 8月ご購入 13,000円
インドネシア行き 『往復』 7月ご購入 37,000円 ⇒ 8月ご購入 27,000円

>> 燃油特別付加運賃（燃油サーチャージ） について

>> 技能実習生・特定技能外国人・海外出張・海外航空券 手配