2025.9.30
航空各社『燃油サーチャージ』10月からの予約・発券分より1段階引き上げに
航空各社は燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を10月の予約発券(購入)分から1段階引き上げると発表しました。サーチャージ額はシンガポールケロシン・タイプのジェット燃料の平均価格をもとに2ヶ月ごとに見直しが行われております。ウクライナ情勢に続きイスラエル・パレスチナ・イランを中心とした中東情勢の緊迫が続き、6月のイラン・イスラエル軍事衝突で原油価格は急上昇しましたが、現況の中東情勢はいくぶん和らいでおり、原油産油国の増産とトランプ米大統領の停戦協議もありジェット燃料のレンジは下降傾向となっておりますが、航空各社は6月から7月のジェット燃料の平均価格と同期間の為替平均1米ドル145円前後の円貨換算額を適用している点が、今回の値上げに至っている経緯とされております。2025年4月の対米ドル為替レートは140円を切る時期もありましたが、現状の円相場は150円を超えることはありませんが、再び円安横ばい傾向となっております。今後、為替レートが円高に振れる場合は現状維持から値下げの可能性があり、ジェット燃料の下落と円高に転じる場合には今冬以降は値下がり傾向が予想されます。引き続き外国為替の動向が大きな鍵を握っており、次回改定の12月以降のサーチャージ額の値下げが期待されます。
◆ 燃油サーチャージ・情報!
1. 10月の予約発券分より、燃油サーチャージが見直しされます。※次回改定は2025年12月
2. 燃油価格の値上げ、値下げに応じて航空会社により、航空運賃の価格を改定する場合があります。サーチャージが値上げになると、運賃を値下げして航空券総額で値上げ感を少なくする場合もあり、サーチャージが値下げになると航空運賃を値上げする傾向があります。
※外資系航空各社は、為替レートの変動により小刻みな運賃改定を実施しております。
3. サーチャージと航空運賃の関連性は改定と併せて航空運賃の価格改定の有無についての確認も必要です。
例)
ベトナム行き 『往復』 9月ご購入 13,000円 ⇒ 10月ご購入 16,000円
インドネシア行き 『往復』 9月ご購入 27,000円 ⇒ 10月ご購入 32,000円
>> 技能実習生・特定技能外国人・海外出張・海外航空券 手配