旅のコラム

TRAVEL COLUMN

2025.11.25

航空各社『燃油サーチャージ』12月からの予約・発券分も同額で継続に!

航空各社は燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を12月の予約発券(購入)分も同額で継続すると発表しました。サーチャージ額はシンガポールケロシン・タイプのジェット燃料の平均価格をもとに2ヶ月ごとに見直しが行われております。ウクライナ情勢に続き、イスラエル・パレスチナ・イランを中心とした中東情勢の緊迫が続き、6月のイラン・イスラエル軍事衝突で原油価格は急上昇しましたが、停戦協議もあり、現況の中東情勢はいくぶん和らいでおります。原油産油国の増産によりジェット燃料のレンジは平行線から下降傾向となっておりますが、航空各社は8月から9月のジェット燃料ケロシンの平均価格と同期間の為替平均1米ドル148円前後の円貨換算額を適用している点が、今回の同額での維持に至っている経緯とされております。現状の円相場は157円台に突入する円安傾向となっており、今後、為替レートが円高に振れない場合は値上げの可能性がありますが、ジェット燃料の下落と円高に転じる場合には来春以降は現状維持から値下がり傾向が予想されます。引き続き外国為替の動向が大きな鍵を握っており、次回改定の2月以降のサーチャージ額の値下げが期待されます。

 

燃油サーチャージ・情報!
1. 12月の予約発券分より、燃油サーチャージが見直しされます。※次回改定は2026年2月

2. 燃油価格の値上げ、値下げに応じて航空会社により、航空運賃の価格を改定する場合があります。サーチャージが値上げになると、運賃を値下げして航空券総額で値上げ感を少なくする場合もあり、サーチャージが値下げになると航空運賃を値上げする傾向があります。

※外資系航空各社は、為替レートの変動により小刻みな運賃改定を実施しております。

3. サーチャージと航空運賃の関連性は改定と併せて航空運賃の価格改定の有無についての確認も必要です。

例)

ベトナム行き   『往復』 11月ご購入 16,000円 ⇒ 12月ご購入 16,000円
インドネシア行き 『往復』 11月ご購入 32,000円 ⇒ 12月ご購入 32,000円

 

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